おしかけ女房

恋愛ならば、知り合って、徐々に距離を縮めてから、関係を深める。お見合いは、一足飛びに、関係を深める前提で、吟味する。

大きなお買い物は、お見合いのようなもの。

このたび壊れたPCの代わりにすべきPC、仕事の都合上、ゆっくり吟味というわけにもいかず。2から3日のうちに決めようと、近くの電気屋さん複数を見て回っていたら、その夜、家族が勝手に連れ帰ってきた。つまり、私とこの新しいPCとは、いわば、おしかけ女房(後妻)のような、出会いだった。

色?

気に食わない。

機能・性能?

前のよりちょっと性能が悪い。CPUの処理速度が、前の方が高かった。

大きさ?

前のより一回り大きくて持ち歩きが不便。

メーカーが同じだから、使い勝手はそこまで大きくは変わらないものの、後妻(PC)さんというのは、なかなか大変なものだ。なにかにつけ、前妻(PC)と比べられてしまう。

でも、よいこともあった。

前妻はキーボードを私が叩き壊してしまい、USBで外付けで使っていたけど、後妻はまだどこも壊れていないので、持ち出すこともできる。試しに図書館に行ってみたけれども、素晴らしく良かった(気分が。仕事してる、って雰囲気になるのが)。

これを機にと、アプリのいる/いらないの整備も行えた。バッテリーの駆動時間も少し伸びた。今は、後妻の方が、使いやすいかも、とまで思う(キーボードをたたく音があまりしないのがいい)。

人は結局、環境になじんでいく生き物なんだなあ。

はなうたとくちぶえ

冬森灯

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