書き上げました

1年半ほど、追いかけてきたひとたちの物語を、書き上げました。

……でも、一夜おいて、見つかってくるのは、まだまだ改善の余地、拙さ、のあること。
「完璧」な状態なんて作り出せないけれど、それに近づける努力はまだまだできる、と気づきました。

人もかわり、物語もかわり、設定もかわり、書き上げる数日前には名前から変わりました。
1年半前とは大きく違う、同じ物語とは言えないくらい、違う。
そして、それだけ大きく変わるなかで、自分のペースみたいなものや、関心の深さ、浅さ、方向性、知ることができました。

「おいしいごはんが書きたいなー」という思いから、ただただ楽しいお話をと思ったつもりが、書き上がったらそんなところはかすみ、自分の核にあるテーマに塗り替えられていて、物語を描くというのは、なんと不可思議なことよと、しみじみ、感じ入っています。

物語には、読み手に感じさせるものがあるけれども、書き手にも、思い描いていた以上に、感じさせるものが、あるのですね。

書き終えたら、もっともっと、書きたくなりました。

彼らのこと、そしてまわりの人々のこと、また追いかけてみたいと思います。

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