短歌、のようなもの

穂村弘さんの『はじめての短歌』を読んだ。
やってみたくなった。
社会不適合者ほど短歌に良いなら、私は十分に資質を備えてもいる。
良し悪し、わからないけど、書いていて楽しい気持ちを。


嫌いです言えぬ一言見はるかし毒も舐めとる犬の温もり


飴の紙たたむ無意識夜も更けて金魚思う雪降り積もる


とげ刺さり痛む心臓の持ち主からつぽのワタクシ


優しさも思いやりもいらないの支配しないで私は私


携帯は持たない主義と言いながら責任までも置いてきぼりの君


無意識にコイン飲み込まれ秋時雨冷めた珈琲つながらぬ電話


手に入れた自由きらびやかに捨てる君羨ましくなどあるもんか


寂しさを感知して来たるかそけき君と触れあった背から涙とめどなく

はなうたとくちぶえ

冬森灯

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