2024年もありがとうございました
すっかり年が暮れましたね。
みなさまの2024年は、どんな一年でしたでしょうか。
おかげさまでお仕事面では、横浜での個展でたくさんの皆さまに出会えたことにはじまり、憧れの文芸誌へも作品を掲載していただけましたし、大好きな先生方とアンソロジーでご一緒させていただけて、とてもうれしい一年でした。
今年は、たくさんの新しい経験に出逢えた一年でもありました。
人生ではじめてオペラを観せていただきまして、ひとの声とはこんなにもうつくしいものなのかと、魂が震える思いがしました。口から無数の宝石がきらめきながら飛び出してくるようでした。うつくしかった。
はじめてお仕事として書店さんに伺わせていただいたのも、うれしく貴重な機会でした。
来年以降のお仕事の準備で、普段は覗けない場に伺えたのも、楽しかったです。
身近なところですと、8年ぶりくらいに、新しい髪型になりました。
今の髪型は、なんといっても、寝癖が楽しいのです。起きるたびに、奔放に跳ねます。
鳥の巣ふう、スーパーサイヤ人ふう、メドゥーサふう、鬼太郎ふう。
毎朝起きるのがとても楽しみです。
美容師さんに「寝癖がとてもいい」と熱弁したところ、そんな客ははじめてだと大笑いされました。ふつうは寝癖が困るっておっしゃいますよ、と。
そして今も、人生初体験をしているところです。
お医者さまがすっかり閉まってから、左足首が急に腫れて熱を持って痛み、歩けなくなりました。
三日前に、右足の小指を椅子の脚にしたたか打ちつけたのに、翌朝ぶつけたことをすっかり忘れて「なぜだか足が痛くて腫れてる」と首を捻ったので、今回も覚えてないだけで、捻ったりぶつけたりしてたかもしれません(原稿にばかり頭が向いてる時は、こんなことがよくあります。小指は、翌日同じところを同じ場所にぶつけて思い出しました)。
見ていただいた整骨院の先生には、外傷じゃないなら、食べ過ぎじゃない? と言われまして、思い当たる節がたっぷりあるので、来年はちょっと体のことも考えてよね、というメッセージだと思うことにします。
私的な大事件は、人生二度目の偉業を達成したこと。
大河ドラマ『光る君へ』を年内にぜんぶ観られました。
私は脱落が多く、なんなら我が家のHDDにはまだ『真田丸』が4話残っていますし(がんばった方)、『鎌倉殿の13人』は上総介ショックから立ち直れないまま(結構前半)、残り全部がまだNEWマークと共に残っています。
大河ドラマ完走は、人生二度目の達成です(ちなみに初回は小学生の頃の『独眼竜政宗』)、これはとても大きな自信になりました。
新年の目標は「『べらぼう』を最後まで観る」です。
『光る君へ』は作家、『べらぼう』は出版&プロデューサー。
書籍や出版界に、たくさんよき陽が当たる年になると良いですね。
作曲家・音楽家のチリー・ゴンザレスさんを知ったこともうれしかったことのひとつ。
大好きなのは“Prelude in C Sharp Major”、ご本人の演奏を見つけたので、ご興味ありましたら。この曲の、とくにアリス=紗良・オットさんの演奏がとても好きです。
2024年は、元旦の能登での大きな地震から幕を開けた大変な年でもありましたね。
多くのみなさまに、少しでも心穏やかな年の瀬が訪れることをお祈りします。
今年の良かったこと、うれしかったこと、楽しかったことを数えるときには、ぜひ「ご自身を褒め称えること」も加えてみてくださいね。
今年もお世話になり、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
冬森灯
0コメント