展覧会販売物2/短編冊子 冬日の宴
今回の展覧会は、一年以上前からプロジェクトが進んでおり、最初に私がスイーツにまつわる言葉を書き、それを岩谷さんがラフ画にして、木版画を制作し、最終的なものを観たあとに、私がそれをもとに掌編を書きました。
その、最後の部分の、掌編が、こちらの冊子に含まれている作品です。
こちらの冊子には、展示作品全体をつらぬく短編と、展示作品についての掌編を収録しています。
同じ展示作品についての文章でも、ミニ図録に収録しているものと、こちらに収録されているものは少しずつ異なります。
せっかくの機会なので、言葉をお届けするだけでなく、モノとしての全体の雰囲気ごと、「作品」として楽しんでいただければと考えました。モノとしての楽しみにこだわりぬいた結果、とても素敵なものが出来上がりました。本、紙、インク、てざわり、という部分でも、お楽しみいただけたらうれしいです。限定数販売のため、edition numberが入っています。
こちらの冊子には、手書きのお味見カードが付きます。どれもすべて違うお味ですので、あなたの一冊だけのお味を、お楽しみいただけたらと思います。カードにはサインが入っています。
私が欲しいものを作ったせいものあるのですが(笑)、思っていた以上に仕上がりが素敵で、ついつい見惚れてしまう一冊です。毎朝つい手に取っては悦に入っています。
冬の日の、冷たい空気をまとった、本にしたくて。
そして、読んでくださるあなたとご一緒に、宴を訪れたくて。
お値段は単行本を超えてしまいますが、ご縁ある方のお手元にお迎えいただけたらうれしいです。
※展覧会での販売品は、すべてについて、転売目的でのご購入は、固くお断りいたしております。ほんとうに欲しいと思ってくださる方に、お届けしたいと思っています。ご理解ください。
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